次第に増える円建て貿易とFX

貿易取引を行うメーカーや商社は、FXの為替変動に対するリスクを減らそうとして、円建て、つまり手取りが円による対外取引を進めており、円建ては年々増える傾向にあります。

日本の貿易のうち、輸出の約6割、輸入の約8割が外貨建て(ドル建て)です。逆に言えば、円建ては輸出の残り4割、輸入の残り2割であり、このかぎりでは、まだまだ円建てのウエートは低いといえるでしょう。

では今後、FXの円建て貿易はどんどん進むのでしょうか?

TAMURA式・1分足ロジックFXトレード法【One Minute’s FX】(ワンミニFX)

原材料や原油取引はやはりドル建て・・・

結論から言いますと、日本の場合、とくに輸入で円建てには一定の限界があります。というのも、輸入で外貨建てが多いのは、日本は製品輸入が比較的少なく、原材料や石油など第1次産品の輸入ウエートが高いことによります。

原材料や石油などの第1次産品は、世界の商品市場での取引、つまり、ドル建てFXの取引が前提の物資だからです。ですから輸入における円建てのウエートは製品輸入が増えないかぎり、一定の限界があるといっていいでしょう。