実際の円高・円安が輸入の場合どんなことになるのか

実際の円高・円安が、輸入の場合、どんなことになるのかを見てみましょう。

1ドルが110円、100円、120円のパターンで考えてみます。輸大商社がグレープフルーツを輸入しています。グレープフルーツ1箱がやはりドル建てで10ドルです。

1ドル=110円なので支払 いに1100円を用意して、銀行でドルに換えます。

これに対して、FXでの為替レートが動き1ドル=100円となるとどうなるでしょう。グレープフルーツ1箱の値段は10ドルで変わりません。しかし、その10ドルは1000円で、それまでと比べて100円安くなっています。つまり円高です。

そうなると輸入商社の採算はよくなりますし、スーパーには値下げをして出荷できるかもしれません。グレープフルーツの値段が下がれば、それまでミカンやリンゴを食べていた消費者は、グレープフルーツをたくさん買って食べるようになるかもしれません。

反対にFXでの為替レートが円安になった時は、支払いは1200円になり、はじめに比べると支払いは100円余分になります。

今度は輸大商社の費用はかさんできます。社員の給料や物流費などのコストも払いにくくなってくると、スーパーに出荷しているグレープフルーツの値段を上げなくてはならなくなります。

スーパーの店頭には値段の上がったグレープフルーツが並びますが、消費者は敬遠して、ミカンやリンゴの方を買うようになるかもしれません。グレープフルーツは消費減退します。